水引とは金封などについている飾り紐です。 一度は目にした事があると思いますが、紐の色や本数、結び方にそれぞれ意味がありますので、用途と作法を間違えないように注意しましょう。
何度でも結びなおすことができる蝶結びです。
「何度あってもよい」という意味から、一般的なご祝儀、ご挨拶やお礼などの他に、慶事などお祝い事などに使用します。
弔事や病気見舞いに使用すると、「不幸を重ねる」「病気を繰り返す」という意味となってしまいますので注意しましょう。
固く結ばれた解くのが難しい結び方です。
「繰り返すことのないように」「今回一度で終わる」という意味を持ちます。
弔事やお見舞いなどで使用されますが、婚礼に関しては慶事ですが「繰り返す」ことは良くありませんので、結び切りや鮑結び(あわじ結び)を使用します。
慶事、弔事共に使用することが出来ます。
「結び切り」同様に結びを解くのが難しい結び方ですが、輪の部分が鮑(あわび)を表し、両端を持って引っ張るとさらに強く結ばれることから、「末永くつき合う」という意味も持ちます。
関西以西では祝い事全般で「蝶結び」を使わずに「鮑結び」が広く使用されています。
「蝶結び」と「結び切り」のどちらを使用して良いか迷った場合などに使用すると良いでしょう。
紐の色 | 結び | 主な用途 |
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赤白 | 蝶結び | 祝い事全般に使用します。 |
赤白 | 結び切り | お見舞いなど一度きりにしたい場合に使用します。 |
赤白 | 結び切り | 紐が10本のものは婚礼用とされています。 |
金銀 | 蝶結び | 神事での祈祷やお祓い受ける際に使用されることがあります。 |
金銀 | 結び切り | 婚礼に使用するほか、人生で一度だけの慶事(例:長寿祝い)でも使用されることがあります。 |
黒白 | 結び切り | 弔事、仏事全般で使用されています。 |
黄白 | 結び切り | 関西・北陸では弔事、仏事全般で広く使用されています。 |