出産祝いを贈る

出産祝いは、無事出産した事を祝い、生まれた赤ちゃんと両親に贈るもので、生まれた赤ちゃんにとっては始めて受け取る贈り物となるものです。

出産は生まれた赤ちゃんの人生の始まりだけではなく、両親にとっても親としての大切なスタートイベント。
親類縁者にとっても目出度いの一言に尽きますね。
贈る側のお祝いの気持ちが伝わる贈り物は受け取る側の喜びも倍増すると思います。
逆に、贈られる側へ失礼にならないような品物を選ぶ事も、とても大切です。
親しい間柄でも最低限のマナーは守って気持ち良く受け取ってもらいましょう。

出産祝いを贈るマナー

出産直後のお母さんは体の負担が大きいですし、知人や友人の場合は親しい関係でも病院に行くのは、あまり好ましくありません。
通常、お産後の入院期間はそれほど長くなりませんので、直接お祝いを渡したい場合には、退院後にお母さんと赤ちゃんの体調が安定してから訪問したほうが良いと思います。

熨斗(のし)紙などの装飾は、紅白の蝶結びの水引を使うのが一般的です。

出産祝いで喜ばれるお祝いの品

出産祝いには現金や商品券を祝儀として贈ったり、ベビー服や日用品をギフトとして贈るのが一般的です。

出産祝いを祝儀袋で現金や商品券を贈る場合

• お札の枚数などには、四（死）や 九（苦）などに結びつく縁起の悪い数字は避けてください。
• お祝い金の場合、シワや折り目の無い新札を使うのも忘れずに。
• 商品券やギフト券などを贈る場合には、送り先の地域に使用出来る店舗が無い事も想定されますので注意が必要です。

出産祝いにベビー服などのギフトを贈る場合

• 当然ですがギフトを選ぶ前に、赤ちゃんが男の子か女の子かは確認しておきましょう。
• 生まれた赤ちゃんが両親にとって二人目や三人目の赤ちゃんの場合には、必要とされる商品が違ってきますので確認しておきましょう。
• ベビー服を贈る場合、新生児の成長は早いので短期間しか使えないうえ、両親が出産前に準備してあることが予想されます。
  また、ベビー服は出産祝いギフトの定番ですので、他の方達から贈られているかもしれませんので、少し先(１歳前後向けの大きめの服)を贈る方が喜ばれるかもしれません。
• お母さんが子育てに使う品や日用品も、結果赤ちゃんの為となりますし、喜ばれると思います。

出産祝いの目安金額、相場

贈り主	目安金額
親	１０，０００円から３０，０００円
兄弟	５，０００円から１０，０００円
親戚	３，０００円から１０，０００円
友人	３，０００円から５，０００円
同僚	３，０００円から５，０００円

（お祝いの金額に決まりはありませんので、表示している金額は目安して、贈る際の参考としてください。）

出産祝い贈るタイミング

出産祝いを贈るタイミングは、母子共に無事に出産した後に贈るのが良いでしょう。
また、前記（出産祝いを贈るマナー）で説明しましたが、直接渡したいのであれば退院後にお母さんと赤ちゃんの体調が安定してから訪問したほうが無難ですが、内祝い（出産祝いのお返し）が贈られる出産後約一ヶ月以内を目安に贈るのが良いでしょう。

もちろん、直接渡せない場合には、お父さんに渡しても良いですし、郵送でも構いません。
上司など目上の方へ郵送する場合には、送り状も一緒に送るのも忘れずに！
また、友人や知人といった親しい間柄でも手紙など同封すると出産を喜び、祝う気持ちが相手に伝わると思います。

出産内祝・出産祝いのお返し

一般的に出産祝いのお返し（出産内祝い)は出産から１カ月過ぎた、お宮参りの頃とされています。
お宮参りの際には祖父母など、親類が集まりますので直接手渡しすることも出来ます。

内祝の場合には目安金額は頂いたお祝いの半分程度の品とされていますが、親類などから高額な品を頂いてお返しが負担になる場合には、「大切に使わせて頂いております」など感謝の気持ちと共に礼状を添えると良いと思います。

出産内祝い(出産祝いのお返し)についての説明はお宮参り[出産内祝い]もあわせてご覧下さい。

出産祝いでの表書き例

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